

=外構工事とガーデニングを分けて、自分の出来る範囲は自分でやることです。=
- 外構工事とガーデニングを分ける
- 造園工事の内訳
造園工事とか外構・造園工事とか言いますが、住宅建築との関係で考える場合には、外構工事とガーデニングという風に分けるとよい、と私たちは考えます。そして、外構工事は造園業者に依頼し、ガーデニングの部分はご自分たちで手掛けることをお薦めします。その方が、安く上がるからです。それに、何より庭づくりの楽しみが残されていますから。- 外構工事
外構工事とは、門扉・フェンス・車庫・外階段・アプローチ等、主に、砂利、砂、セメント、ブロック、鉄筋等の建材を使用する仕事で、掘削機の操作などが必要となります。遣形なども素人では無理でしょう。これらは、造園業者の間では俗に「堅い物」と言われているものです。
このような外構工事は、よほど自信のある方以外は、業者に依頼した方が無難です。- ガーデニング
造園工事から外構工事を除いたものは、たいてい素人の方でもできます。いわゆるガーデニングです。それは、主に植物・景石・花壇・竹細工を使う仕事であり、園芸に近い範疇の仕事です。造園業者の間では俗に「柔らかい物」と言われているものです。大きな景石や大きな樹木を最初から計画している場合は造園業者に依頼するべきですが、園芸店やホームセンター等で手に入る庭木、草花、敷石、柵等は、ご自分でじかに選ばれ、ご家族で作業を楽しまれる方がよいと思います。その方が当然に安く上がるからです。- 意外と知られていない土工事
土工事は、外構工事でもガーデニングでも行われますが、外構工事で「よい」とされる土とガーデニングで「よい」とされる土は、根本的に違います。
外構工事の場合は、締まりがよいとか、セメントとの相性がよいとかの要素が大切ですから、主として山砂や川砂が用いられます。また多少のコンクリート片が含まれていても作業上問題がなければ埋めてしまうことがあります。
ガーデニングの場合は、植物の生育にとってどうかが大切な要素で、赤土や黒土が一般的に用いられます。更に言えば、園芸店で植物を購入する際、その植物の産地とそこの土の種類を聞いて、その植物が育った場所の土と同じ性質のものを使えば、枯れる心配は少なくなります。しかし、将来、植物を植えようとする場所にガラや山砂が出れば、土の入れ替え作業が必要になります。それが土壌改良(土質に応じて腐葉土や、バーミキュライト、ピートモス等を混ぜることにより、排水性、保水性、保肥力、微生物の活動を改良すること)程度であれば、ご自分で作業することも可能でしょう。しかし、土の入れ替えとなると業者に頼まざるを得ません。
そこで、私たちは、住宅を新築する際には、造園工事を建物本体工事と分離して発注すれば、お庭にガラが埋められていないかどうか、それを造園業者に確認させることができるし、何よりそうならないように牽制することができる、と考えているのです。
- ガーデニングは自分でする
- 建物本体工事と外構工事完了後、ガーデニングは自分でする。
ガーデニングのうち自分でできる工事は何か、できない工事は何かを調べましょう。
そうすると、大抵の工事はご自分でできることに気付かれるはずです。例えば、生け垣のさつきや1.5m程度までの庭木であれば、どなたでも簡単に植えることができます。花壇も後から自分で作ろうと思えば簡単にできます。芝貼りも時期と目土作業さえ間違えなければ簡単に貼ることができます。本を読んでも分からないことは、園芸店や造園業者に聞けば気軽に教えてくれるはずです。
建物本体工事と外構工事完了後にご自分で出来る作業を拾い出し、ご自分でできることはご自分でやることをお薦めします。- 造園業者に見積もらせる際、どの工事は自分でやるかをハッキリ伝える
造園業者に外構・造園計画を依頼するときは植栽計画も含めていなければなりません。しかし、見積もりについては、「この部分は、後で自分でやります」と明確にしておけば、その部分の見積もりは出ませんから、外構・造園工事はその分安くなるというわけです。
